本日注目のダイバージェンス
EURUSD H1
EU首脳会議は、さらに延長されました、日本時間の21日(火)朝でもまだ合意に至っていません。特にオランダだけが強硬に反対しているようです。欧州時間序盤に弱気の通常ダイバージェンスが発生、いったん下げましたが1.14を割らずに強気のヒドゥン・ダイバージェンスが発生したので、少し買い増しました。元のロングポジションもそのままです。
今週のユーロのもう一つの大きな材料は、金曜日の製造業・非製造業PMI(独・ユーロ圏)です。景気先行指標の代表であるPMIのインパクトは毎回大きいです。
EURGBP H1
ユーロドルに集中しているうちに、ポンドが強くなってきました。ポンドドルは今度こそレジスタンスを超えるかもしれません。下記はユーロポンドの1時間足です。昨日の欧州時間序盤に弱気の通常ダイバージェンスが発生、RSIもCCIも良い形で、結果的には優位性の高いタイミングだったように見えます。しかしEU首脳会議中でユーロにまだ強気なので、エントリーしませんでした。
本日の環境認識
昨日の通貨強弱
昨夜の米国市場
ダウ:26,680(+8 +0.03%)
S&P500:: 3,251 (+0.84%)
ナスダック: 10,767 (+2.51%)
WTI原油先物:41.03↑
VIX指数:24.46↓
米10年国債利回り:0.617↓
金先物:1,820↑
本日のアジア市場
日経平均:朝 22,870近辺(+150)
米国ダウ先物:朝 26,650近辺(+17)
本日の注目経済指標
日本は木・金が祝日で、4連休です。
日本時間 11:30 (豪)RBA議事録公表
日本時間 21:30 (加)小売売上高
22日(水)
(米)中古住宅販売件数
23日(木)
海の日祝日のため東京市場は休場
(米)米新規失業保険申請件数(18日までの週)
24日(金)
スポーツの日祝日のため東京市場は休場
(独)製造業PMI速報値
(EU)製造業PMI速報値
(米)新築住宅販売件数
解説
- 21日東京時間朝、一部メディアがEU首脳会議でEU復興基金について合意と報道されています。
- 米株ダウ平均は3日ぶりに小反発しました。南部州のコロナ感染拡大を嫌気してし一時160ドル超下げましたが、世界的なコロナワクチン開発の進展、経済活動の正常化が近づくとの観測が高まり、買い戻し優勢となりました。ナスダック総合株価指数は続伸しました。
- ユーロは欧州時間にいったん下げましたが、「EU首脳会議で復興基金の総額7500億ユーロのうち補助金3900億ユーロと低利融資3600億ユーロとする新たな妥協案提示」という報道と、米株が切り返してきたことで、高値圏を維持しています。
- 今週のユーロのもう一つの主要な材料は、金曜日の独・ユーロ圏のPMI(製造、非製造)です。欧州でのコロナ感染の拡大は一部を除いて落ち着いてきており、今後の経済再開が期待されます。PMI次第ではユーロ買いの加速が強まるかに注目します。
- しばらく停滞していたポンドですが、欧州時間から英EUの将来関係をめぐる6回目交渉を前に、思惑的な買いが入り全面高となりました。英製薬大手アストラゼネカ(英オックスフォード大学と共同開発中)がワクチンの初期臨床試験で、強い免疫反応確認と発表したことも支援材料になりました。