本日注目のダイバージェンス
EURUSD H1
昨日のユーロドルは、昨日のシナリオ2に近いかたちで推移し、1.17を一時割れましたが200移動平均線のサポートで反発して、1.175近辺で引けています。ダイバージェンスはありませんでしたが1.17で少し打診買いして、反発はしましたが30pips程度でいったん利確しました。本日は、買われすぎたユーロの日柄調整・値幅調整はすぐ終わらないと想定して、再度1.17割れをトライしてまたサポートされるシナリオと、1.17を割れるシナリオで準備したいと思います。
なお、長期的には、ユーロドルの上目線は変わりません。
本日の環境認識
昨日の通貨強弱
昨夜の米国市場
ダウ:26,664 (+236, +0.89%)
S&P500:: 3,294 (+0.72%)
ナスダック: 10,902 (+1.47%)
WTI原油先物:40.59↑
VIX指数:24.28↓
米10年国債利回り:0.556↑
金先物:1,978↑
本日のアジア市場
日経平均: 22,485近辺 (+290)
米国ダウ先物:26,543近辺(-10)
本日の注目経済指標
日本時間 10:30(豪)貿易収支、小売売上高
日本時間 13:30(豪)RBA政策金利、声明発表
本日は、欧米では特に重要な指標発表はありません。
5日(水)
(中)財新サービス業PMI
(米)ADP雇用者数
(米)ISM非製造業景況指数
6日(木)
(英)MPC政策金利、ベイリー総裁会見
(米)新規失業保険申請件数
7日(金)
(米)雇用統計
解説
- 米株は、3指数とも続伸しました。ハイテク株を中心に買われ、ナスダックは最高値を更新しました。中国TikTokの米国事業買収交渉中のマイクロソフトが急伸、また米ISM製造業指数が54.2と予想を上回って米製造業に復調の兆しが見られることが好感されました。
- アジア市場・欧州市場とドル買い戻しが優勢でしたが、米国市場でドル買いの動きは一服しました。
- ユーロドルは一時1.17ドルを割れましたがその後反発、1.175近辺で引けています。
- ユーロ強気派としては絶好の押し目という観測はありますが、このところ買われすぎたユーロの目先の下値余地はまだある、との意見があります。
- ユーロドルが今後も上昇して1.20ドルを超えた場合、ECBが何らかのユーロ高牽制をするとの観測があります。
- ポンドは一時1.30割れを試しましたがその後に反発、1.307近辺で引けています。
- 米国長期金利は0.556%まで反発しました。
- 金は1978ドルまで上昇しました。史上初の2000ドルを目指しています。
- 今週は米国のISMや雇用統計の他、木曜日の英国のMPC・四半期インフレ報告が注目されます。政策自体は据え置き予想ですが、将来のマイナス金利導入について何らかの姿勢が示されるかもしれません。