ロンドン市場とニューヨーク市場の夏時間・冬時間の切り替わるズレによるEA調整のための時差対応表

はじめに

自作EAを開発する際に、特定の時間帯だけエントリーをする「時間フィルタ」を検討することはとても重要です。

時間フィルタをつけると、（ほぼ必ず）そのEAのパフォーマンスは良くなります。一方でトレード回数は減少します（当たり前ですね）。

この時間フィルタに関連してくるのが、サマータイムです。ロンドン市場とニューヨーク市場では夏時間と冬時間が切り替わるタイミングが異なります。

• ロンドン市場・英国夏時間：3月の最終日曜日～10月の最終日曜日
• ニューヨーク市場・米国東部夏時間：3月の第2日曜日～11月の第1日曜日（下記MT4サーバー時間も同じタイミングで切り替わります。）

ロンドンの冬時間は、ニューヨークの冬時間より早く始まって、遅くまで続きます。したがって、3月と11月には毎年、「ロンドン市場は冬時間で、ニューヨーク市場は夏時間」の期間が発生します。

ロンドン市場のオープンに合わせたEAの時間フィルタの調整

主要な海外FX業者（XM、AXIORY、HotForex、OANDA、FXPro他多数）が採用しているサーバー時間は、ニューヨーク市場のクローズにあわせた「冬時間：GMT+2、夏時間：GMT+3」です。

ロンドン市場のオープンに合わせたEAは、上記の3月と11月の特定の期間だけ、時間フィルタ（特定の時間だけEAを作動させる機能）を調整する必要があります。

ボラティリティが大きくなるロンドン市場のオープンにあわせたロジックでつくられたEAにとっては、1～２週間だけですが、このズレは結構重要です。

市販の高機能のEAでは、この期間のズレに対応する機能があると思いますが、私の自作EAでは手作業で調整します（笑）

余談ですが、2021年をもってEUは夏時間を廃止する方針でしたが、コロナ禍への対応が最優先となって、各国の足並みがそろわず法令化の議論や手続きは進んでいないようです。（ただし英国はすでにEUを離脱していますね。）

EAの時間フィルタ調整のための時差対応表

EAの時間フィルタ調整のために、以下3つのパターンの時差対応表をつくりました。

• ロンドン市場とニューヨーク市場がともに夏時間の時差対応表（3月の最終日曜日～10月の最終日曜日）
• ロンドン市場が冬時間で、ニューヨーク市場が夏時間の時差対応表（10月の最終日曜日～11月の第1日曜日、および3月の第2日曜日～3月の最終日曜日）
• ロンドン市場とニューヨーク市場がともに冬時間の時差対応表（11月の第1日曜日～3月の第2日曜日）

ロンドン市場とニューヨーク市場がともに夏時間の期間の時差対応表（3月の最終日曜日～10月の最終日曜日）

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ロンドン市場が冬時間で、ニューヨーク市場が夏時間の期間の時差対応表（10月の最終日曜日～11月の第1日曜日、およびおよび3月の第2日曜日～3月の最終日曜日）

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ロンドン市場とニューヨーク市場がともに冬時間の期間の時差対応表（11月の第1日曜日～3月の第2日曜日）

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