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コラムテクニカル水平線

トレンド転換ブレイク(2種類)とトレンド継続ブレイク(2種類)を使い分けよう(水平線トレード)

はじめに

今回より、「水平線トレード」徹底解説の特集をはじめたいと思います。

当サイトでご紹介する水平線トレード手法は、トレンド転換の初動を水平線で狙うことで優位性が高い「ぷーさん式水平線トレード:輝」をベースにして、さらに当サイト独自の手法を加えたものです。

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水平線ブレイクには「トレンド転換ブレイク(2種類)」と「トレンド継続ブレイク(2種類)」がある

水平線トレード手法の再現性を高めるために、当サイトでは、「ぷーさん式水平線トレード:輝」の手法に加えて、水平線ブレイクについて「トレンド転換ブレイク(2種類)」と「トレンド継続ブレイク(2種類)」を使い分けています。(一応、「Masazo式水平線ブレイク分類」と名付けています。)

【Masazo式水平線ブレイク分類のポイント】
この分類の趣旨は、短期足の水平線ブレイクを、「長期足のどこで起きているか」という環境認識によって4つに分類・記号化することで、再現性とエントリー精度を高めようとするものです。

まずは下のチャート例をご覧ください。豪ドル円の1時間足チャートに2本のZigzagを表示させています。
(クリックで拡大できます。)

次に長期が下降ダウの例をご覧ください。ポンドドルの1時間足チャートに2本のZigzagを表示させています。
(クリックで拡大できます。)

当サイトでは、「トレンド転換ブレイク(2種類)」と「トレンド継続ブレイク(2種類)」を以下の様に分類しています。

【Masazo式水平線ブレイク分類】

名称内容
T1トレンド転換ブレイク(その1)長期足のダウのトレンド方向に向けたトレンド転換の水平線ブレイク
積極的に狙う
C1トレンド継続ブレイク(その1)長期足のダウのトレンド方向に向けたトレンド継続の水平線ブレイク
最初のC1は積極的に狙う
T2トレンド転換ブレイク(その2)長期足のダウのトレンドとは逆の方向に向けたトレンド転換の水平線ブレイク
(T2ブレイク失敗後の逆側ブレイクは、C1となる。)
C2トレンド継続ブレイク(その2)長期足のダウのトレンドとは逆の方向に向けたトレンド継続の水平線ブレイク
C2はパスして、次のT1のチャンスを狙う

Tは転換(Turn)、Cは継続(Continuation)、1は長期足のトレンド方向、2は長期足のトレンドと逆方向を意味しています。

長期足のダウ理論のトレンドを上昇中・下降中に区分すると、水平線ブレイクは以下のように分類することができます。

 長期足ダウが上昇トレンド長期足ダウが下降トレンド
T1
C1
T2
C2

長期足(日足)のダウが上昇トレンドの場合は、T1・C1はロング、T2・C2はショートのエントリーを意味し、同様に長期が下降トレンドの場合は、T1・C1はショート、T2・C2はロングのエントリーを意味します。

最もエントリーが容易なのは、長期足のトレンド方向にむけたトレンド継続ブレイク、つまり「C1」です。なおC1(またはC2)は複数回つづけて発生することがありますが、その場合は最初に発生したC1(またはC2)が最も優位性が高いと考えます。

C1は、典型的な押し目買い・戻り売りポイントですが、多くの(T1に乗り遅れた)トレーダーが狙うところなのでダマシが多く、リスクリワードも(損切り幅が深くなるので)1:1程度であることが多いと思います。怖くないところは、実はおいしくないのです。

一方、最もリスクリワードが高いのは、長期足のトレンド方向にむけたトレンド転換ブレイク、つまり「T1」です。

T1は難易度が高いですが、損切りが浅いので最も有利な箇所です。実は怖いところが最もおいしいのです。日足の上昇・下降の1サイクルの波動は一般に1ヶ月程度かかりますので、「T1」だけを狙う場合は、(一つの通貨ペアでは)1ヶ月に1回程度しかチャンスが来ないことになります。
同じ損切り額で、T1はC1よりも損切り幅が浅いのでロット数が多くなり、しかも1:1を超えるリスクリワードを想定できます。

なお「T2」を狙う場合は、(T1とは異なり)日足のトレンドに逆らっていることを踏まえておく必要があります。T2のブレイク失敗は、日足トレンド方向へのC1トライにつながる可能性が高いので、T2のエントリーは持ちすぎない方が良いと思います。

エントリーは「ぷーさん式水平線トレード:輝」を基に、IFO注文を基本とします。1時間足でのトレンド転換の水平線ブレイクは、その後のリターンムーブ(水平線に戻る動き)に1日〜数日かかることが一般的なので、あわてて成行せずにIFO注文することが「ぷーさん式」の最も洗練された点だと思います。なお「ぷーさん式」では、トレンド転換のロングのみのエントリーを推奨していますが、当サイトでは:
ロングでもショートでも、T1と(最初のC1)は積極的に狙う。ロングでもショートでも、T2は慎重に狙う。C2はパスして次のT1に備える。

なお日足がレンジで「T1≒T2」の状況では、T1・T2両方とも積極的に狙う。
としています。長期足にトレンドがない場合は、T1とT2は同じ感じで狙えるので、この手法にとって実はボーナス相場になる可能性があります。値幅は大きく取れませんが、連勝が続くことが多いと感じています。(貴方もご自身でいろいろ検証してみてくださいね。)

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トレンド転換ブレイクとトレンド継続ブレイクは紙一重

上のチャート例のように出来上がったチャートで水平線ブレイクを分類するのは簡単ですが、実際には水平線ブレイクが失敗すること(ブレイクせずにはね返されること)が多発します。その場合は、以下の様に分類することができます。

  • 「トレンド転換ブレイク」が失敗して、反対側の水平線をブレイクすると「トレンド継続ブレイク」
  • 「トレンド継続ブレイク」が失敗して、反対側の水平線をブレイクすると「トレンド転換ブレイク」
  • 「トレンド転換ブレイク」が失敗して、反対側の水平線のブレイクも失敗するとレンジ相場
  • 「トレンド継続ブレイク」が失敗して、反対側の水平線のブレイクも失敗するとレンジ相場

のように分類できます。

ご参考になれば幸いです。

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『ぷーさん式水平線トレード:輝』をご購入の方へ、特典のご案内(過去検証のチャート画像と分析集)

『ぷーさん式水平線トレード:輝』の購入を検討される場合、以下のバナーから内容を確認してみてください。

当サイトを経由して『ぷーさん式水平線トレード:輝』をご購入された場合、特典として『ぷーさん式水平線トレード:輝』過去検証データ(フォレックステスター5を利用)にアクセスして頂けます。

当特典コンテンツは、合計35トレードの検証結果の画像と分析(各トレードで水平線ブレーク時とその後の2枚を掲載していますので、チャートの数は全部で70枚)です。(2021年11月10日現在)

フォレックステスター5(FT5)のチャート設定については、上半分が1時間足チャート、下半分が日足チャートを表示しています。これは、1時間足チャートに水平線を引くトレードでも、まずは日足チャートの状況から環境認識するという意味で、結局は『ぷーさん式水平線トレード:輝』においてもマルチタイムフレーム分析が重要、ということです。ぜひ、貴方自身もフォレックステスターを使って、『ぷーさん式水平線トレード:輝』を過去検証して、貴方自身の分析を続けてみてください。この特典コンテンツが、貴方の検証作業に役立つことができれば幸いです。

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