Woodies CCIとは
「Woodies CCI」は、期間の異なる2本のCCIをベースにしたユニークなトレード手法で、Ken Wood氏によって考案されました。海外で大流行した有名な手法で、いろいろな派生のシステムがあります。
私は、「CCI」というテクニカル指標に大きな関心があります。 CCIを研究する上で、この「Woodies CCI」という手法を参考にしない手はありません。これから6回に分けて、このWoodies CCIの内容を紹介していきたいと思います。
Woodies CCIの本家サイトはこちらです。 ↓
http://woodiesbars.com/
Web上で無料で入手できる公式解説書はこちらです。↓
Woodies CCI Basic Patterns and Terminology By James O’Connel(英語)
https://forex-indicators.net/files/indicators/woodiescci.pdf
Woodies CCI 基本的なパターンと用語 訳:西村岳央氏
(日本語訳の方は、公式らしいリンク先が見つかりませんでした。ただしGoogleの検索ですぐ見つかります。)
今回使用したWoodies CCI用インジケータのダウンロード先は、こちらです。↓
https://forex-indicators.net/mt4-indicators/real-woodie-cci
Woodies CCIの構成
それでは、下図をご覧ください。
Woodies CCIは、以下のバーツで構成されています。
- 黒色ライン:14期間CCI(「CCI」と呼びます)
- 赤色ライン:6期間CCI(「TCCI」と呼びます)
- CCIレベル0ライン、プラスマイナス100ライン、プラスマイナス200ライン
- 灰色バー:CCIがゼロラインを上下に通過した後、1本目~4本目のCCI値のバー表示(トレンド未確立)
- 黄色バー:CCIがゼロラインを上下に通過した後、5本目のCCI値のバー表示(トレンド転換)
- 青色バー:CCIがゼロラインを上に通過した後、6本目以降のCCI値のバー表示(上昇トレンド)
- 赤色バー:CCIがゼロラインを下に通過した後、6本目以降のCCI値のバー表示(下降トレンド)
- ゼロライン上に表示される緑の点線:現在のプライスが期間25の移動平均線(LSMA:最小平方移動平均線)よりも上にあることを意味します
- ゼロライン上に表示される赤の点線:現在のプライスが期間25の移動平均線(LSMA:最小平方移動平均線)よりも下にあることを意味します
CCIの期間について、Woodieさんは、60分より短い時間足では14期間を、それより長い時間足では20期間を推奨しています。
LSMAは、SMAやEMAよりも、現在値への追随がより強い移動平均線です。ただし、Woodies CCIにおいて、LSMAの計算方法などを理解することは特に必要ではありません。 より重要なのは、CCIの方です。
トレンドの判定
CCIがゼロラインを通過した後、6本以上同じエリア(ゼロラインより上か下)で足が滞在すると、「トレンドが確立した」と解釈するのがWoodies CCIの特徴の一つです。 なお、公式解説書では;
- Woodies CCIだけでトレンドを判定する
- トレンドの判定には、チャートを使わない
- トレンドの判定には、移動平均を使わない
- トレンドの判定には、大きなタイムフレームを使わない
と記載されていますが、「チャートや他のインジケーターなどを表示せずに、Woodies CCIだけでトレードせよ」とまでは言っていません。 チャートや、自分の得意な他のインジケーターは、もちろん表示してかまわないと思います。
それでは次回より、Woodies CCIを使った具体的なトレード手法を紹介していきます。