はじめに
昨日月曜日の米国株は大幅に反発、背景としてはワクチン開発関連の報道や、TikTok買収関連の進展などが好感されたようですが、複数の大手金融機関から「過去のパターン通りとすれば、今回の調整終了が近い」という報道も好感されたようです。
ということで、今後のために、今回の米国株の調整の状況をメモしておきたいと思います。
S&P500の値動きと分析
S&P500の1時間足のチャートです。(クリックすると拡大できます。)
米国株は流動性がとても大きいので、ピボットやフィボナッチほかテクニカル指標がとても効きます。
特に週足ピボットの効きの凄さをご覧ください。
さて、今回の調整の規模と値動きをまとめておきます。
下落期間:2020年9月3日(木)~2020年9月11日(金)、7営業日
合計下落幅:290ポイント、マイナス約8.1%
- 2020年9月3日(木):最大160ポイント(-4.5%)下落
- 2020年9月4日(金):フィボナッチ・リトレースメント 0.382 レベルまで回復後、その戻りから引いたフィボナッチ・エクステンションで0.786まで再度急落(-140ポイント、-4%)
- 2020年9月8日(火):フィボナッチ・エクステンション0.236 、および週足ピボットのレジスタンスから反落、同エクテンション1.00、週足ピボットS1近辺まで急落
- 2020年9月9日(水):フィボナッチ・エクステンション0.382まで急上昇
- 2020年9月10日(木):フィボナッチ・エクステンション0.382まで一時上昇後、同エクテンション1.00まで再度下落
- 2020年9月11日(金):週足ピボットS1で反発