4時間足ゆったりトレード手法総まとめ:目次
(1)4時間足トレードのメリット・デメリット
(2)基本手法:4時間足+ダウ理論+水平線
4時間足+ダウ理論+水平線
この特集では、4時間足チャートをメインにして、ゆったりトレードする手法をまとめています。
まず基本形として、「4時間足チャートに、ダウ理論と水平線を加える」手法を挙げたいと思います。
個人的には、結局この手法に尽きるのではないかなと思います。なお、この記事のあとに紹介するすべての4時間足手法でも、ダウ理論と水平線が基本になります。
基本チャート
「4時間足+ダウ理論+水平線」の基本チャートの例を下にあげておきます。
- 使用しているチャートアプリは、「TradingView」です。
- ダウ理論による戻り高値・押し安値をわかりやすくするために、ZigZagインジケータを使用しています。
- 参考に1時間足のチャートを上側に表示しています。
4時間足の方のチャートで、下落トレンドが上昇トレンドに変わったあとの、
(1)押し目(エントリーのタイミングは短い時間軸で)
(2)水平線を上抜いた時点(逆三尊のネック上抜け)
などが一般的なエントリータイミングになると思います。
移動平均線などのインジケータは一切表示せずに、ダウ理論と水平線だけを表示していますので、重要なチャートポイントに集中することができます。
さて、貴方はどのタイミングでエントリーするでしょうか?
基本チャートの応用その1
ダウ理論と水平線に集中するために余計なインジケータは表示しない方が良いと思いますが、少し基本チャートの応用をしてみます。
まず、1時間足のチャートの方に、4時間足の高値・安値がわかるZigZagを重ねてみます。
(1時間足チャート上の紫色のZigZagが、4時間足チャートと同じZigZagです。)
メインはあくまで4時間足ですが、1時間足が補助としてさらに使いやすくなりました。
基本チャートの応用その2
次に重要な移動平均線を各チャートに1本だけ表示して、1時間足の欧州時間・米国時間をわかりやすくしてみました。追加した移動平均線は、4時間足の方は120EMAで、1時間足の方は480EMAです(ともに、日足の20EMAとして表示しています。)
水平線(逆三尊のネックライン)の水準が、ちょうど日足20日線(4時間足120EMA、1時間足480EMA)と重なっていますね。
なおパーフェクトオーダーを見たい場合は、複数の移動平均線を表示させるわけですが、個人的にはあまりたくさん移動平均線を表示しなくても良いと思います。
あくまでダウ理論と水平線中心で、需給が変動するチャートポイントに集中することが重要であると思います。
なお1時間足に欧州時間・米国時間のゾーンを表示させると、待ちやすくなります。
基本チャートの応用その3
さらに、4時間足の方を、通常のローソク足から、平均足に変更してみました。
以上、あくまで「4時間足+ダウ理論+水平線」のチャートですが、少し表示を変更してみました。
以上の例は、あくまでダウ理論と水平線に集中するための表示の工夫です。ご参考になれば幸いです。