(1)概要
(2)TDIの基本シグナル
(3)TMS(Trading Made Simple)
(4)TDIの形状を観察してみよう・その1
(5)TDIの形状を観察してみよう・その2(当記事)
(6)TDIの使い方は貴方次第!
はじめに
TDI(Traders Dynamic Index)の解説シリーズとして、前回から、TDIの様々な形状をケーススタディーの形式でみています。今回はその2回目です。
TDIは、RSIと単純移動平均とボリンジャーバンドの組み合わせにすぎないのですが、実に奥が深いと思います。第2回でご紹介した基本シグナルだけでなく、いろいろな形状からトレードのヒントを得ることができます。
TDIの形状を観察してみよう
TDIの形状サンプルその6
下図は、まず弱気ダーバージェンスの完成の時点で、TDIは、RSIプライスラインとシグナルラインとマーケットベースラインの3本が(収縮の後に)パーフェクトオーダーの形状で拡散が始まっています。
その後、いったん小反発するものの、再度戻り売りが優勢となって前回安値をブレイクするとき、TDIは、再度パーフェクトオーダーの形状で拡散しています。
「TDIのパーフェクトオーダー」を見るアイディアです。
最初のショートは打診売り、2回目のショートは追撃売りの分割エントリーによって、優位性の高いトレードができそうな局面だと思います。
TDIの形状サンプルその7
下のチャートの左側が見切れていますが、水平線(赤色)は、過去の何度も跳ね返されている強いサポートラインでした。このサポートラインを(リターンムーブの動きを経て)最終的に下にブレイクしたとき、TDIのRSIプライスラインとシグナルラインとボラティリティライン(-1.618)の3つのラインは、ゴールデンクロスの後に、即座に鋭角なデッドクロスになっており、強い下落の勢いを示しています。
TDIの形状サンプルその8
下図の実例では、チャートとTDIの両方でトレンドライン(サポートライン)が描画されています。
チャートでは、最終的にサポートラインがレジスタンスラインに切り替わって(ロールリバーサル)、下落トレンドが始まっています。一方TDIのラインの形状は、上記ロールリバーサルよりも前の時点で、下落トレンドへの移行を示唆しています。
TDIの形状サンプルその9
このサンプルでは、チャートの方は三角保ち合いからの下離れとなっています。
一方、TDIの方は、保ち合いの間にすでに弱気ダイバージェンスの形状になっており、その後の下離れを示唆しています。
TDIの形状サンプルその10
このサンプルでは、ヒドゥンダイバージェンスと通常ダイバージェンスが連続して発生しています。
一方TDIのマーケットベースラインは、レベル50以下の水準でなだらかに上昇を続けており、その後の上離れを示唆しています。
(1)概要
(2)TDIの基本シグナル
(3)TMS(Trading Made Simple)
(4)TDIの形状を観察してみよう・その1
(5)TDIの形状を観察してみよう・その2(当記事)
(6)TDIの使い方は貴方次第!