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Pine Script(Pineスクリプト)入門解説(1)概要

はじめに

TradingViewでは、「Pine Script」(Pineスクリプト、パインスクリプト)と呼ばれる独自のスクリプト言語が利用できます。これによって、ユーザーは自分のオリジナルのインジケータ(カスタムインジケーター)を作成して、分析やトレードに利用することができます。

一般的なコンピュータ言語と比較して、はるかに簡単に操作できますので、ぜひ自作インジケータを作って、トレードに活用していただきたいと思います。

なお、TradingViewでは、Pine Scriptの入門用ユーザーマニュアルが公開されています。
TradingView “Pine Script v4 User Manual”
https://www.tradingview.com/pine-script-docs/en/v4/index.html
(日本語版はまだ無いようです。)

PineScriptで自作インジケータを作って表示させるサンプルその1

PineScriptで自作インジケータを作って表示させる方法は、下記の通りです。

1.TtradingViewのチャート下部のメニューから、「Pine Editor」をクリックします。


2.下図のように、Pineエディタ(スクリプトを入力するエリア)が表示されます。


3.スクリプトを入力します。
下図のスクリプトは、TradingViewのユーザーマニュアルの中のもので、MACDインジケータのサンプルです。(スクリプトの内容は、この記事の後半に説明します。)


4.スクリプト入力エリアの右上の「Add to Chart」をクリックします。


5.下図のように、MACDインジケータが表示されました。

MACDサンプルスクリプトの説明

上図で使用したMACDサンプルスクリプトの内容を説明します。

//@version=4
study(“MACD”)
fast = 12, slow = 26
fastMA = ema(close, fast)
slowMA = ema(close, slow)
macd = fastMA – slowMA
signal = sma(macd, 9)
plot(macd, color=color.blue)
plot(signal, color=color.orange)

//@version=4
スクリプトがバージョン4のPineを使用することをコンパイラーに指示するコメントです。
(常に同じ入力でOKです。)

study(“MACD”)
チャートに表示されるスクリプトのタイトルを「MACD」として定義します。
(Study関数は、タイトルの他に、サブタイトルや、overlay(インジケータウインドウではなくチャート上に表示するか)の有無などを定義できますが、ここでは名前を定義する関数、と覚えましょう。)

fast = 12, slow = 26
fastとslowという2つの変数を定義して、それぞれ12,26を変数の値として設定します。

fastMA = ema(close, fast)
ema関数は、EMA(指数平滑移動平均線)を返す関数です。引数として終値(close)と期間(変数fast=12)を設定しています。
fastMAという変数を定義して、関数emaの値を設定します。

slowMA = ema(close, slow)
上記fastMAと同様に設定します。

macd = fastMA slowMA
macdという変数を定義して、上記の変数fastMA から変数slowMAを差し引いた値を設定します。

signal = sma(macd, 9)
sma関数は、SMA(単純移動平均線)を返す関数です。引数として終値(close)と期間9を設定しています。
signalという変数を定義して、関数smaの値を設定します。

plot(macd, color=color.blue)
プロット関数はインジケータを描画する関数です。引数として、描画する対象の変数(macd)と線の色(青)を設定しています。

plot(signal, color=color.orange)
上記macdの描画と同様に、signalを描画します。

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